ようやっと覚えた、プロデューサーのトミーリュピューマーの名前とかA&Mの凄さとか。
サンドバイパーズはスタッフからして超豪華。
A&Mでアレンジはニックデカロ。そして男女混声のグループ
(写真には女性が写っているし声もするけど、どうもメンバー男しかいないみたいだ)
そこからスタジオメインのプロデュース系のグループなことが伺い知れる。
これで期待しない方がどうかしているっていう感じだけど、
聴いてみるとソフトロックというよりも「ムード歌謡」だった。
日本でいうとブルーコメッツ「ブルーシャトウ」だったっけ、
そっちの方が近い。
90年頃には話題になっていたらしいけど、個人的には残念な感じだった。
ここでは、浮遊感のあるハーモニーや華麗なアレンジは聞くことができない。
まだ、あの素晴らしいA&Mの音は萌芽していなかった。
1曲目のグァンタナメラが9位まで上昇した事を考えると、この頃のアメリカ人って、こういうラテンの国へ行って浜辺とかに寝そべってこんな曲を聴いて過ごすようなバカンスに行きたいって考えていたのかなと思う。
それでも、二曲目の「夜のストレンジャー」だけは、本当に好きだ。哀愁や感情が前に出すぎている気がする他の曲に比べると、この曲には知性が漂っている。
もうちょっと時間が経つと評価を変えるかもしれないけれど、今はこの曲だけ聴いている。