シカゴ辺りじゃぶいぶい言わしてたらしい、クライアン・シェイムス。
マニアの間では隠れ名盤として有名?だったそうだ。
もともとこの辺のソフトロック系のアルバムは、現代ではほぼ全部が
「隠れ名盤」みたいなものだから「隠れ名盤」中の「隠れ名盤」という事になる。
つまりものすごく隠れている。
分け分からないこと言ってますが、内容はというと、十分にWell doneです。
コーラスワークというよりも、ドラムのビートが聞いていてロック寄りですが、
粗い感じのバンドサウンドと伸びのあるボーカルでとてもエンジョイできます。
意外にも実験的雰囲気のある「Carol for Lorelei」や「Sailing Ship」からきて、
バンドっぽさと美メロと高揚感が同居するキャロル・キング作の「Up on the Roof」がフェイバリット。
シングルカットされたボーナストラックも大量に収録されて、満足できます。
個人的にはボールが「ふかわりょう」そっくりで、マッシュルームカットってのも高ポイントです。