日本で人気の、3大ソフトロックグループの一角「アソシエイション」がどうも好きになれなかった。(他はフリーデザイン、ハーパースビザール)
聴いてて、なんか眠たくなる。というひどい評価を僕は長い期間にわたって彼らに与え続けていた。このアルバムに入っている「ウインディ」とか全米1位だし、なんでそんなに人気あったのか全然わからない。声のトーンも全体的に暗いし、実はあまり好きではない、サイケの香りがするのもずっとマイナス評価だった。いったいどこがソフトロックのチャンピオンなのかなと。
突破口を書いておくと3曲目の「We love us」だった。ランダム設定でだらだら音楽を聴いていたら、気持ちよい声が聞こえてきた。いい曲だと思ってipodを見たら、アソシエイションと表示してある。あれ、こんな曲知らないぞ。ちょっと考えたあとで、最初からこのアルバムを聴いたら良く分かった。要するに「散々ヒットしてこれまでどこかで誰かが歌っているのを聴いてたから、メインの曲は聴く前に既に飽きていた」という大変しょうもない理由だった。人間の耳なんてそんなもんだ。というのをとっくに知っているので、反省もそこそこにお詫びの気持を込めて、アルバムごとしっかりと聴きなおす。時間切れで出かけなきゃならなくても、耳にイヤフォンつっこんで、一緒に移動。
切符を買って、電車の中から遠くの山の緑とふもとの街を見るころには「Happiness Is 」もかかる。「うーん。アソシエイション、いいね!」ときっちり納得した。そうなるとなんか「ウィンディ」も良く聞こえた。
1. ア・ビット・ライク・ナウ
2. オン・ア・クワイエット・ナイト
3. ウィー・ラヴ・アス
4. ホエン・ラヴ・カムズ・トゥ・ミー
5. ウィンディ
6. レピュテーション
7. ネヴァー・マイ・ラヴ(かなわぬ恋)
8. ハッピネス
9. サムタイム
10. ウォンティン・エイント・ゲッティン
11. レクイエム・フォー・ザ・マッセズ
12. ウィンディ(シングル・ヴァージョン)*
13. ネヴァー・マイ・ラヴ(かなわぬ恋)(シングル・ヴァージョン)*